研究課題として取り組みます。
インターネット無線(インターネット経由の無線通信)とロボット技術は、実は非常に相性が良く、すでに世界中で応用が進んでいます。アマチュア無線・デジタル通信・ロボットの両方に関心がある人にとっては、まさに“未来の実験場”と言える分野です。
ここでは、どんな応用が可能なのか、どこに技術的な面白さがあるのか、そして実際に何を作れるのかを体系的にまとめます。
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🌐 インターネット無線 × ロボット
1. 遠隔操作ロボット(Telepresence / Teleoperation)
インターネット無線を使えば、ロボットを世界中どこからでも操作できます。
応用例
– 遠隔地の工場ロボットを操作
– 災害現場のロボットを安全な場所から操縦
– 高齢者施設での見守りロボット
– 海外のロボットアームを自宅から操作(教育・研究)
技術ポイント
– 低遅延通信(WebRTC、MQTT、ROS2 DDS)
– 映像ストリーミング(H.264/H.265)
– 安全な制御プロトコル(QoS、優先度制御)
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2. インターネット経由のロボット制御(IoTロボット)
ロボットをクラウドにつなぎ、状態監視や自動制御を行う方式です。
応用例
– 自律移動ロボットの位置情報をクラウドで管理
– 農業ロボットの遠隔監視
– 工場ロボットの稼働データをクラウドで分析
– 家庭用ロボットのアップデート・設定変更
技術ポイント
– MQTT / AMQP / HTTPS
– クラウドAI(画像認識、経路計画)
– センサーのリアルタイム送信
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3. アマチュア無線 × ロボット(デジタル通信の応用)
CW、EchoLink、Peanut のようなデジタル通信も、ロボットと組み合わせると面白い世界が広がります。
可能性
– CW 信号でロボットを制御(モールス → コマンド変換)
– EchoLink 経由でロボットに音声指示
– デジタルモード(FT8/JS8Call)でロボットにメッセージ送信
– アマチュア無線の中継局を使った遠隔ロボット
メリット
– インターネットが不安定でも通信できる
– 独自の制御プロトコルを作れる
– 災害時のロボット運用に強い
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4. ロボットのクラウドAI化(Cloud Robotics)
ロボット本体は軽量化し、AI処理はクラウドで行う方式。
応用例
– カメラ映像をクラウドで解析 → ロボットに指示
– 音声認識をクラウドで実行
– 経路計画や SLAM をクラウドで計算
メリット
– ロボット本体のコストが下がる
– 高性能AIをどのロボットでも利用できる
– 複数ロボットの協調制御が容易
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5. ロボットアーム × インターネット無線
ロボットアームにも応用できます。
できること
– ブラウザからロボットアームを操作
– 遠隔地のアームで組み立て作業
– 教育用ロボットアームをオンライン授業で共有
– CWCom のキー入力 → ロボットアームの動作に変換(遊びとしても面白い)
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🔧 実際に作れるプロジェクト例
① CW → ロボットアーム制御
– USB パドル
– CWCom
– Python で CW 信号を解析
– ロボットアームにコマンド送信
例:
「.-」→ グリッパー開く
「-..」→ グリッパー閉じる
これは世界でも珍しい“CW ロボット”になります。
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② EchoLink / Peanut 経由の音声指示ロボット
– EchoLink の音声を PC で受信
– 音声認識(Whisper など)
– ロボットにコマンド送信
例:
「Forward」→ 前進
「Stop」→ 停止
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③ インターネット経由のロボットアーム操作(Web UI)
– WebSocket
– Node.js
– ロボットアームの API
ブラウザからリアルタイム操作できるようになります。
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🔮 今後の発展可能性
– 遠隔医療ロボット
– 災害救助ロボット
– 宇宙ロボット(ISS での遠隔作業)
– 産業用ロボットのクラウド最適化
– 個人レベルでの“世界中のロボットを操作できるプラットフォーム”
この分野で独自のプロジェクトを作ることも十分可能です。
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